雨音はショパンの調べ♪

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リビングのTVにふと目をやる
おなじみの『世界の車窓から』だ
他国の美しい風景はいつも心を和ませてくれる

何気なく眺めていると
懐かしい曲がBGMに流れてきた

でも、小夜子が聴いたのとはちょっと違う
リメイクされてるんだなぁ…


昔、おつきあいしていた彼との想い出の曲…

ピアノの調律師だった

優しくてお洒落なひとだった

「もし、一緒に暮らしたら、毎晩ピアノを弾いてあげよう…」
そう言って髪を撫でてくれた


まだ世間知らずの小夜子の
調律師へのイメージは
銀色の音叉とピアノの優しい調べだった
まだ調律の現場に立ち会ったことはなかった


彼とお別れして数年後
ピアノの調律を見た

お部屋のお掃除をしても
どこからか進入した埃の中
汗だくになって音と戦う

それまでのイメージとはずいぶん違っていた…


流線型のクルマの中で聴いた
ガゼボの『雨音はショパンの調べ』
古いCDをお取り寄せで手に入れて聴いてみた
ちょっと胸を締め付ける


その後おつきあいした彼と
ショパンの話題になった
「小夜子は夜想曲第20番嬰ハ短調と
 第2番変ホ長調が好き」って言ったら
「別れの曲やん」って苦笑された


TVから偶然流れた懐かしい曲は
小夜子を過去の人の元へ連れて行ってくれた


★小夜子★

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